トレードの手法は数多くありますが、その中でも基本中の基本であり、上級者から初級者まで多くのトレーダーが使っている手法に「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」があります。
ゴールデンクロスとデッドクロスは短期と長期の2本の移動平均線を使った売買サインの事で、実際に上級者トレーダーのSNSやブログでも「ゴールデンクロス出現！！」や「デッドクロスで売り」などの書き込みがよく見られる王道の手法といえるでしょう。
ゴールデンクロス
短期戦が長期線の下にあり、そこから短期戦が上を向き、長期線を下から上に突き抜けた時が「ゴールデンクロス」です。
ゴールデンクロスは、下降、横ばいだったトレンドが上昇トレンドに転換した時に現れるシグナルで、買いサインになります。
デッドクロス
短期戦が長期線の上にあり、そこから短期戦が下を向き、長期線を上から下に突き抜けた時が「デッドクロス」です。
デッドクロスは上昇、横ばいだったトレンドが下降トレンドに転換した時に現れるシグナルで、売りサインになります。
ゴールデンクロスとデッドクロスの特徴
ゴールデンクロスが買って、デッドクロスで売れば簡単に稼げると思われた人もいると思いますが実は相場はそんなに単純ではありません。ゴールデンクロスで買ったけど、すぐに下がってきたという「ダマシ」といわれる現象も頻繁におこります。
同じゴールデンクロスでも長期線が上を向いていれば信頼度が上がるし、長期線が下向きのゴールデンクロスはダマシが多いなどの特徴もあります。
移動平均線の期間設定
また移動平均線の期間設定も重要になります。機関が短ければクロスの出現も多くなりますがダマシも多くなります。一方機関が長ければ信頼度は上がりますが、なかなか出現しなくなります。
上級者になるとゴールデンクロスやデッドクロスの出現を予測して売買するトレーダーも多いです。事前に予測して買うという事はサインが現れてからエントリーするよりも多くの利益が得られるわけです。
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