日本で行われる衆議院選挙、参議院選挙も為替相場を動かす大きな要因となります。
直近の選挙といえば、2016年7月10日に参議院選挙が行われますね。
どの政党が政権をとるかで株価や為替相場も大きく動くのです。
こういった選挙から分析するのはファンダメンタルズ分析になりますね。
ファンダメンタルズ分析の対象となるのは、このような選挙の結果や戦争や内乱、企業のＭ＆Ａ、石油の価格など世界のありとあらゆることが極端に言えば対象となります。
選挙と為替 過去の事例
例えば自民党から民主党に政権が移った2009年から2012年までの3年の間にアメリカドル円が75円台まで円高に進んだ事は記憶に新しいですね。
その後2012年に再び自民党に政権が移ると、アベノミクス、そして黒田バズーカと呼ばれる日銀総裁黒田氏の異次元の金融緩和が絡み合って1ドル125円まで円安方向に動きました。
日本の選挙の場合、事前に予想がだされ、大方その予想どおりに収まる事がほとんどです。
今度行われる参議院選挙も自民党の勝利は間違いないと言われていますが、場合によっては大きく円高に触れてしまう可能性があるので注意しましょう。
参院選で動きが大きくなるかもしれない場合
ケース1 自民党の勝利は間違いないと言われているが、票数が伸びず議席数を削ってしまうと、自民党、そしてアベノミクスに不信感が強まり円高が進行する。
ケース2 選挙に勝利するも政策材料の出尽くしと市場に判断され円高が進行する。
イギリスで行われた国民投票のように離脱なら円高、残留なら円安と分かりやすければ良いのですが、日本の選挙の場合、為替相場を大きく動かす要因にはなりますが、市場がどう判断するかは様々な角度から見る必要がありますね。
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