FX ナンピン 損切りFXではナンピン(難平)というトレード手法があります。

FXの上級者になるとこのナンピンという手法を上手く活用し利益をあげていますが、リスクの高い手法なので初心者にはあまりおすすめできません。

ここではナンピン(難平)について説明します。

ナンピン(難平)とは持っているポジションが含み損になった時に、さらにポジションを買いましてポジションの平均取得単価を下げる事です。

例えば米ドル円を106円で10000ドル通貨の買いポジションを建てた後、為替レートが104円まで落ちてきたとします。

そこで104円でさらに10000ドル通貨を買い増しします。こうすれば106円で10000ドル通貨だった取得単価が105円で20000ドルになります。

その後、為替レートが反転し105円まで戻れば含み損はなくなり、106円まで上がればプラス2万円の利益になるのです。もしナンピンをしなければ106円まで戻ってもプラスマイナス0ですがナンピンしたので利益になるのです。

一見、素晴らしい手法に見えますが、ナンピンした後もレートが戻らずに下がり続けた場合、大きな損失を被ってしまいます危険な手法でもあるのです。

上級者と初心者のナンピンの違い

同じナンピンでも上級者と初心者のナンピンは意味合いが異なる事が多いです。
上級者の場合、ポジションをとる前に、当初から資金に余裕を持って、ここまで下がったらナンピン、さらに下がったら損切りと計画性のあるナンピンをします。

しかし、初心者の場合は計画性がなく、損切りをしたくないからナンピンという安易な発想でナンピンをしてしまいがちです。

そもそも、損切りラインをしっかり決めてエントリーすればナンピンは必要ないのです。ナンピンして含み損のポジションを持ち続けるより、一度損切りして次のエントリーチャンスを待った方が良いのではないでしょうか。

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