FX 強制ロスカットとは

FXには強制ロスカット、または強制決済と呼ばれるルールを各FX会社が設けています。

FX初心者にとって強制ロスカットと聞くと、とても恐ろしい事に感じてしまいますが、そんなに簡単に発動されるものではないのでしっかりと理解しておきましょう。

強制ロスカットとは

強制ロスカットとは、FX会社が定める基準を上回る含み損が発生すると自動的に決済する仕組みです。

含み損が広がり、損失額が証拠金を超えてしまうと大変な事になってしまいますね。そういう事態が起こる事を防ぐために各FX会社が強制ロスカットというルールを設けているのです。

つまりレバレッジや損切りラインなどリスク管理をしっかりしておけば、そうそう起こるものではないのです。

どんな時に強制ロスカットが発動されるの？？

FXには取引している金額に対する証拠金の残高の割合を示した証拠金維持率があります。

多くのFX会社では、この証拠金維持率が一定以下になってしまうとアラート・ロスカットアラート・マージンコールと呼ばれる警告が入ります。

これは各社で呼び名が違います。

（GMOクリック証券(FXネオ)は100%をきったらロスカットアラートと警告がでます）

この警告がでたら、ポジションを決済するか、証拠金維持率をあげるためにあらたに入金しなければいけません。決済、もしくは入金をしないと強制ロスカットが発動されてしまうのです。

GMOクリック証券(FXネオ)では100％でロスカットアラートで、証拠金維持率が50％で強制ロスカットですが、外為ドットコムの外貨ネクストネオでは200％でアラートメール、100％で強制ロスカットとなっているので全然、会社によって強制ロスカットルールが違うのが分かると思います。

（この情報は現時点での情報ですので変わっていることがあります）

ちなみに、この追加入金の事を専門用語で追証と言います。

またリスク管理をしっかりしていても強制ロスカットになってしまう事も稀にあります。

それは為替レートが急激に動いた時です。雇用統計や日銀介入、為替レートに大きな影響を与えるサプライズ、またはネガティブニュースで給変動した時は一定の証拠金維持率を割ってしまい、いつの間にかポジションが無くなっているという事もあります。

上でもいいましたが、強制ロスカットのルールはFX会社によって異なりますのでしっかりと確認しておきましょう。

初心者は証拠金維持率が200％以上でトレードできているといいと思います。

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